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アカコッコの保護プロジェクト
●個体数調査
アカコッコ館では、島内のアカコッコの個体数を推定する調査を毎年実施しています。
この調査は、日本野鳥の会の財団事務局と共同で実施し、主に三宅島島民の方にもご協力いただいて
います。この調査の目的は、①2000年噴火後のアカコッコの生息環境を探ること、
②アカコッコの個体数のモニタリングです。
初めて調査が行われた2009年の結果は約4400羽でしたが、2024年の調査では約9600羽という
結果でした。調査結果を全体的に見ると、アカコッコの個体数は回復傾向にあります。
しかし、イタチ導入前と比較すると、まだまだ個体数が少なく、引き続きアカコッコの保護活動を
行っていきます。
日本野鳥の会HPの保護ページも、ぜひご覧ください。
調査練習会の様子
●アカコッコの森づくり
アカコッコ館では、アカコッコが好む環境を作る活動「アカコッコの森づくり」を毎年実施してい
ます。この活動も、日本野鳥の会の財団事務局と共同で実施し、島内外のボランティアの方たちの協
力を得ながら行っています。
アカコッコは照葉樹林を好みますが、近年では林床につる植物が繁茂しています。エサが取りにく
いためか、このような環境ではアカコッコの生息数は少ないです。そのため、林床のつる植物の除去
や水場を設置することで、アカコッコが住みやすいように、環境を整備する活動を行っています。
つる植物除去作業の様子
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