重要なお知らせ
●野鳥観察を目的とした方が、野鳥の観察や撮影に夢中になり、車の通行の妨げになっているとのご報告を受けております。
観察の際は、近隣住民や他の観光客に迷惑をかけないよう、心掛けてください。
日本野鳥の会では「バードウォッチャーの心得」として7項目を掲げ、それぞれの頭文字をとって「やさしいきもち」という
フィールドマナーを提唱しています。詳しくはコチラ
三宅島の野鳥
アカコッコ
全長23cm
伊豆諸島と九州の一部の島にのみ生息しているツグミの仲間。三宅島では1年中生息しているが、繁殖期を迎える春が観察しやすい。落ち葉が溜まっている林道や森の地面で好物のミミズを探している姿がよく見られる。2024年の調査では三宅島には推定9600羽が生息している。
詳しくはコチラ
国天然記念物・絶滅危惧種ⅠB類・国内希少動物種
カンムリウミスズメ
全長24cm
日本近海と韓国の一部で繁殖する。三宅島近海では、
3月下旬頃から5月上旬頃に見られる。三宅島から西南西約9kmに位置する大野原島(通称三本岳)で繁殖している。
運が良ければ、東海汽船の航路でも観察できる。
国天然記念物・絶滅危惧Ⅱ類
カラスバト
全長40cm
伊豆諸島や九州の島嶼など限られた場所にのみ生息している。「ウー、ウウー」という牛のような鳴き声はよく聞こえるが、深い森を好み警戒心が高いため、中々人前に姿を現さない。タブノキの実が熟す6、7月には比較的観察しやすい。
国天然記念物・準絶滅危惧種
(タネ)コマドリ
全長14cm
胸部と腹部の間に黒い線が無いことが、本州のコマドリとの違い。また、三宅島では留鳥であることも特徴。大路池周辺などの森林に多く生息し、「ヒンカララ~」という馬のいななきのようなさえずりがよく聞こえる。
絶滅危惧Ⅱ類
(ミヤケ)コゲラ
全長15cm
コゲラは日本で最小のキツツキの仲間。本州のコゲラと比べると体色が少し濃い。木の幹にいることが多く、人が近くにいてもあまり逃げないため観察しやすい。
「ギィー」という鳴き声の他、木をつつく音(ドラミング)もよく聞こえる。
アオバズク
全長29cm
名前は青葉の頃に飛来することに由来するが、三宅島では留鳥。夜に「ホッホッ、ホッホッ」という鳴き声がよく聞こえる。姿を見るのは難しいが、光に集まる虫を狙って、
街灯や自動販売機付近の電線にとまっているところを稀にみかける。
ウチヤマセンニュウ
全長17cm
伊豆諸島と九州の島、本州のごく一部にやってくる夏鳥で、三宅島には4月下旬に飛来。海岸沿いの草原を好み、
特に伊豆諸島最大の繁殖地となっている伊豆岬では数が多い。早朝と夕方に、穂先にとまり「チュルリチュルリ、チュカチュカ」とさえずっている様子がよく観察できる。
絶滅危惧ⅠB類
イイジマムシクイ
全長12cm
伊豆諸島と九州の一部の島でのみ繁殖する。三宅島には、
3月下旬頃に飛来する夏鳥。大路池周辺など森林に多く生息し、「シュリシュリシュリ」というさえずりで森をにぎわせる。アカコッコ館観察コーナーや大路池の斜面で観察しやすい。
国天然記念物・絶滅危惧Ⅱ類
(オーストン)ヤマガラ
全長15cm
本州のヤマガラと比べて体大きく、頬がオレンジ色である事が特徴。三宅島、御蔵島、八丈島のみに生息している。冬の主な食糧であるスダジイの実が、近年不作が続いているので、個体数の減少が危惧されている。
絶滅危惧ⅠB類
(モスケ)ミソサザイ
全長11cm
本州のミソサザイよりも、体色が濃く腹部の模様がくっきりしている事が特徴。日本最小クラスの大きさだが、非常に力強く美しいさえずりを聞かせてくれる。アカコッコ館周辺などの森林に多い。
絶滅危惧ⅠB類
(シチトウ)メジロ
全長12cm
本州のメジロよりもくちばしが長く、体が大きいことが特徴。長いくちばしは、奥行きがあるヤブツバキの花から蜜を吸いやすいよう進化したと考えられている。そのほかにも様々な植物の実や蜜を食べるため、森や庭先でよく見かける。
♪さえずり
♪さえずり
♪さえずり
♪さえずり
♪さえずり
♪さえずり
♪さえずり