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アカコッコの基本情報
アカコッコ
・分 類 スズメ目ツグミ科
・大きさ スズメとハトの中間ぐらい(全長23㎝)
・生息地 伊豆諸島と九州の一部の島々(トカラ列島など)のみに生息。
三宅島を含む伊豆諸島の南部は個体数が多い。
森林や林道、畑などでよく見られる。
・色 頭は黒、お腹はオレンジ、くちばしと目の周りが黄色。
オスは、黒とオレンジの境目がはっきりしている。
メスは、境目がはっきりとせず、黒色も薄い傾向がある。
幼鳥は、頭が茶色っぽく、お腹の黒い斑点が特徴。
落ち葉がたまっている地面で好物のミミズを探している様子がよく観察できます。
三宅島の人たちには、腹が赤いことから「アカッパラ」という名で親しまれ、三宅村の鳥にも指定されています。
国の天然記念物 絶滅危惧種ⅠB類 日本固有種 国内希少動物種
アカコッコの減少
三宅島は、アカコッコの天敵となるような肉食の哺乳類やヘビがいない環境でした。
ところが、1970年代に、ネズミによる農業被害を減らすためにニホンイタチ(ホンドイタチ)
の放獣が行われました。
当時のアカコッコは、警戒心が薄かったため、イタチの影響を大きく受けてしまいました。
イタチの導入によって、アカコッコの繁殖成功率は80%から7%まで減少してしまいました。
●イタチの導入
●2000年噴火の影響
三宅島の2000年噴火は、アカコッコがすむ森林にも大きな被害をもたらしました。
火山ガスの影響で、島の約6割の森林が減少してしまいました。
アカコッコは、住む場所が減ったことでさらに個体数が減ってしまいました。
ニホンイタチ(ホンドイタチ)
噴火の影響を受けた森(2004年撮影)
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